平成20年4月20日
五 小 の 風 景 No.1
五日市小学校長
国政 直文 |
人間としての土台づくりを
127名の1年生を迎え,総勢790名の児童と46名の教職員で,いよいよ平成20年度がスタートしました。
校庭のいたる所で春を感じる季節となりました。子ども達一人一人,新しい学年・学級での出会いを楽しみ半分,不安半分で迎えたことだと思います。また,新たな目標をもって「がんばろう」という気持ちになっていることだと思います。一人一人,一日も早く,新しい環境に慣れることを願っています。
今年度も本校の学校教育目標は「かしこく すなおに 元気よく」です。この目標達成のために,「問題を解決する力を育成する」(知)・「自他を大切にする児童を育成する」(徳)・「児童の体力向上と生活習慣の確立を図る」(体)のバランスをとりながら取組を進めていきます。
たくさんのことを学び,多くの知識を身に付けることは,将来の自分の生き方の選択肢を増やすことにつながり,自己実現をしていく上でとても重要であると思います。また,様々な運動を体験することで,いろいろな技を身につけていくことも,生涯体育の観点から自己の健康維持のために大変役立つことだと思います。しかし,こうした学力,体力が,自分自身のため,人のためになるには,正直で豊かな心,思いやりのある心,根気強い心といった人間として大切な土台がしっかり育っている必要があると考えます。
したがって,本校においては,「自他を大切にする児童を育成する」ということに重点をおいた取組をしていきたいと考えています。
具体的には,「校内美化に進んで取り組む態度を育てること」,「自ら進んであいさつができるようにすること」,「時間を守ったり,歩行に気をつけたりといったルールとマナーを大切にできるようにすること」を目標に,この1年間子ども達を育てていきたいと思います。
早速,一人一人が新鮮な気持ちで臨んだ始業式においても,子ども達には「人間としての土台づくり」について話をしました。この話をきっかけに,子ども達には,自分なりの目標をたてて,一日一日を大切にし,少しでも自分や人のことを大切にする人になってほしいと願っています。
こういう願いを子ども達に持つ以上,日々子ども達と共にいる私たち大人が,その手本となるべく行動をしていく必要があると考えます。私自身,子ども達に要求していることが,自分自身できているのかといことを常に振り返りながらこの1年間過ごしていきたいと思います。
学校での様々な取組も,ご家庭でのご協力がなければ,なかなか進みません。
なにとぞ, 今年度も1年間,子ども達の成長のために,ご家庭におかれましても,ご理解ご協力よろしくお願いいたします。
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