平成20年7月17日
五 小 の 風 景 No.4
五日市小学校長
国政 直文
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大切なマナーとルール
毎日うだるような暑さの中,子ども達そして教職員ともに懸命に学校での活動に取り組んでいます。
今年度,本校では子ども達に生活面で頑張ってほしいこととして,次の5つのことを決めて取組を進めています。
1.あいさつをしよう。
2.時間を守りましょう。
3.ろうかは静かに歩きましょう。
4.そうじをしっかりしましょう。
5.遊び場所の決まりを守りましょう。
4月から7月まで,約4ヶ月近く取り組んできました。さて,現時点での成果はどうでしょうか。
あいさつについては,自分から進んであいさつする子どもが増えてきたように感じます。登校指導の時や校内の廊下を歩いている時も,子ども達の方からあいさつの声が聞かれることが多くなってきました。これからも,今以上に感じのいいあいさつができるようなってほしいと思います。
時間を守るということについても,子ども達も随分意識が高まってきたと思います。朝会など全員が集合する場面で,約800人もの子ども達が,開始時刻に遅れることなく集まることができています。全校で集合する時にできているということは,どのクラスでも時間を守るということが意識され,しっかりできていることの表れだと思います。これからも続けてほしいと願っています。
ろうかは静かに歩きましょうということについては,なかなかうまくいきません。このことは,どの時代でもどの学校でも難しいテーマです。最近,時々ですが「走ったらいけんよ。」「歩かんと。」という子どもの声を耳にするようになりました。少しずつですが,「ろうかを静かに歩こう」という意識をもつ子どもが出てきたのかなと思います。これから,そうした子どもが増えていってほしいです。
そうじについては,そうじ時間に一生懸命に取り組んでいる子どもが増えてきてはいますが,まだまだ徹底できていないのが現状です。これからの取組について再度検討いく必要があると考えています。
遊び場所の決まりについては,残念ながらルールが守れなかったということで,現在中止になっている遊びもあります。このことを教訓にルールを守るという意識を高めてほしいと思います。
成果が確実にあがっているものとそうでないものとがあります。成果があがっているものは,どんな伝え方をしたのか,どんな取組をしたのかを振り返り,そうした伝え方や取組を成果のあがっていないものに活用していくことが大切ではないかと思います。
先日,校内研修で講師としてお越しいただいた前安田女子大学大学院教授の山本名嘉子先生が,雑談の中でこんな話をされました。「『自分の伝えたいことは相手には伝わっていないんだ』ということを前提に話をしないと,聞き手を責めるばかりで,自分の伝え方(コミュニケーション力)はつきませんよ。」
このお話をお聞きし,目からうろこでした。私たち大人がどれだけそうした気持ちで子ども達に話をしているか,反省させられた一言でした。
今後は,この一言を常に意識していきたいと私自身思いました。
4月以降,本校教育へのご理解ご協力有難うございました。今後もよろしくお願いいたします。暑い日々が続きます。健康にはくれぐれもお気をつけください。